2016年09月16日

「好き」を仕事にするための第一歩は

昨日の記事の補足説明的な内容です。

好きなこと(趣味)を仕事(ビジネス)にするためには、まず、趣味とビジネスとの違いを理解することが大切だと思います。

趣味は、その評価を行なう人物が自分自身であるため、「自分が満足」であればお金や時間をどれだけ費やしても構いませんし、その知識や技術、作品などの成果物も「相手が喜ぶ姿を見て、自分が満足」するのであれば、材料費程度の極めて安い、いわゆる「オトモダチ価格」や、全くの無償であっても構わないという性質のものです。

片や、ビジネスは、その評価を行なう人物が取引を行なう相手(クライアント)ですから、どんなに自分が満足をしようとも相手に評価されなければ成り立たないという性質を持っています。

少し固めの表現をすれば「自分と相手との合意に基づいた契約をお互いに履行する」ということであり、相手の要求するクオリティを満たした成果物を納期までに提出しその対価として報酬を得る、というものが「ビジネス」なのです。

ですから、どんなにクオリティの高い成果物であっても納期に間に合わなければ「ビジネス」として成り立ちませんし、逆に納期に間に合わせても成果物が相手の要求するクオリティを満たしていなければ、これもまた「ビジネス」として成り立ちません。

で、そこを学べる場所が「かさこ塾」なのですが、これからビジネスを学ぼうという参加者がビジネスの第一歩、かさこさんとの最初の「契約」である「指定期日までに参加費を払う」ことが出来ない人がたまにいて、今回のような騒動になってしまうわけです。

これからビジネスを学ぼうって人が、ビジネスのいろはの「い」が分かっていないなんて、何かの冗談話かと思ってしまいますが、開催者の立場からすると、全身の力が抜けるほどの「むなしさ」を感じているのではないでしょうか。

ですから、例の「好きなことだけして食っていく人」セミナー講師がかさこさん批判をしたFB記事に対して「ウッカリ忘れも許さないなんて」というコメントがありましたが、これは物事の本質を全く理解していない「   」(お好きな言葉をお入れ下さい)を晒しているだけなのです。

「お友達とのランチの約束」ならウッカリ忘れは許されるでしょうが、「クライアントとの打ち合わせ会議」のウッカリ忘れは許されないのです。

お友達から頼まれたアクセサリー製作が言われた日までに間に合わなくても、お友達は「気にしないで」と許してくれるでしょうが、指定納期に間に合わなくても「いいよ、いいよ」とニコニコ笑いながら成果物が仕上がるのを待つクライアントは、絶対、この世にいません。

自分目線で物事を捉えるか相手目線で物事を捉えるか、ここに意識しながら講義を聞いていくだけで、講義から得るものが違ってくるのではないかと思います。



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Posted by いなはら at 14:05│Comments(0)かさこ塾
 
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